2012年 05月 17日

現実がうまれるということは
時と場と人の意識が重なり合ったタイミングで顕れる。
陰陽五行や禅、ヴェーダ、エレメント、星の動き。
それぞれの国の古代民族。
スタンスは違ったとしても
同じ山を登り頂はひとつしかない。
とても美しい流木を見た。
まるで、骨盤のように
円を描きながら内側の細い枝を守っている。
その存在は一瞬で魅了してしまうほど
心の底に描かれてしまった。
森と海のエッセンスを司り
長い旅の記憶を持つもの。
鉱物や植物は
触れると天をひらいていくような
はるか遠くまで届く振動を感じる。
もう10年以上前に
日本の北の方の森を旅したとき
真夜中に突然、
ひとりで森の中に入って行こうという気になった。
何故か、怖くはなかった。
眠っている人を起こさないように
そっと外に出ると
空にはシルクの糸のようなほっそりとした月。
星がこぼれるように瞬いている。
植物や木の中を、
ゆっくり香りを吸い込みながら
進んで行くと樹齢の深い大きな幹が。
身体の中心にとろりと
安心するような何かが流れたのを覚えている。
ゆっくり触れるとあたたかく
自分が冷えていた事に気がつく。
抱きついてしばらく、そこにいた。
あの時の記憶が
今もなお、何かあると扉をひらいて
私を安心させる。
木や植物がすぐそばで呼吸している環境が
どれほど自分の望んでいた生活か
今、ここに来て良くわかる。
全てのものは生きてこの星を共有している。
人だけの意図で動かせない命がある事を
忘れたくない。

























































