2012年 10月 07日
アナーハタ ナーダ |
ビーチウェディング。
もちろん、フラワーシャワーも無数に広がる風船も
海もドレスも笑顔も最高だった。
だけど、とりわけ心奪われたのが
えもいわれぬ美しいアイボリーの刺繍で綴られた
誓いの言葉。
そこには2人にしかわからないキーワードが
いくつも縫い込まれ古代から続くモチーフが描かれていた。
光が届かない道を歩いている時
突然光溢れる場所にぽっかり抜けると植生が変わり
吹く風の香りも変わる。
彼女は彼と出逢い、そんな気持ちになったと言う。
聴こえなかった音が聴こえ
見えなかった世界が顕れる。
出逢うとはそういう事なんだと
冷たい久しぶりの白いワインが
身体に金色の道を作る。
インド人は世界は音だと言う。
振動したエネルギーの宇宙はまさに音そのもの。
司る2つの音のうち
アナーハタ ナーダという
人の耳には聴こえない音がある。
仏陀がうまれた時にも鳴り響いていた、音。
光へと変容する音。
彼らはその音を聴いているのかもしれない。
美しい人生の扉がまたひとつ。
by 333suisei
| 2012-10-07 23:04
| initiation